2009年9月29日

20090929.jpg ●●ALTERNATIVE〜ORIGINAL NIGHT●●


     music charge \3,000
     *オーダー&テーブルチャージ(@500)別
     open 18:30
     start 19:30

【ライブ・レポート】

今夜のウェルカムバックは、素敵な二種類の音楽を聞くことができました。でもそれを形容する言葉が見つかりません。だって どちらも聞いたことのない音楽なんです。春犬バンドの中村尚子さんがプロデュースするアメイジング・ナイト。不思議で柔らかい夢見心地の2時間を過ごさせていただきました。

■だるま屋
 「だるまや」はヴォーカルとドラムのデュオ。変わってますよねぇ。ウェルカムバック開店10年目にして初めて目にする組み合わせです。ヴォーカルは何度も出演してくれている“MSG”の歌姫岸川さん。でも正直に言って今夜の彼女はヴォーカリストではなく単なる「ヴォイス」。ある時はオペラ歌手のように、ある時は原始人の雄叫びのように。人間の声そのものが持つ魅力を、とことん堪能させてくれました。
 ある意味現実離れした圧倒的な声の存在感を、アートとして昇華させていたのが町田さんの役割です。ある時はアコースティックにドラムで、ある時はエレクトリックにコンピューターで。打楽器と生の声の融合は、多くのミュージシャンが目指していた地平だと思います。今夜まさにその成功例を体感させていただきました。

∬今夜の演奏曲目
想い人
アベマリア(Schubert)〜惑星
私を泣かせてください(Haydn)
即興曲 with 中村尚子

■中村尚子&古澤良治郎
 ピアノの中村さん、そしてドラムの古澤さん。ほうぼうのメディアでお名前を拝見する、とてもお忙しいお二人です。二方ともウェルカムバックには初出演、どんな音楽を聞かせていただけるのか興味津津でした。
 キース・ジャレットやジョージ・ウィンストンとか、ピアノだけで独自の音楽世界を構築できるミュージシャンがいます。中村さんはその系譜を継ぐピアニスト。ゆったりとしたサウンドと一音一音をていねいに紡ぐ優しいタッチ、そしてどことなくデジャヴュを感じさせるセピア色のメロディーが彼女の特色です。古澤さんという強力なサポートを得て二人のコラボはひと際、個性的なアンサンブルを奏でていたと思います。一期一会のセッションかと思いきや、曲の起伏に寄り添ったアイディアいっぱいのドラミングには世界を感じてしまいました。さすが古澤さんです。

∬今夜の演奏曲目
新緑の中に雨が降っている
対話
A-E-E-A
春の夕暮れに犬は踊る

地下鉄にて
かげろう
アリくん
¶ アンコール
春の夕暮れに犬は踊る(Piano solo version)

今夜のレポートは たかはし がお届けしました。
 [XX:XX 記]
*bestplay recorded by Jose Ariumi
*photo by MIKA

■響く箱

中村尚子 Piano
古澤良治郎 Drum
*ゲスト/だるま屋
町田浩明 Percussion
岸川恭子 Voice

ピアノとドラム ドラムとヴォイスの共演 「響く箱」
「日本のサウダージサウンド」と形容される中村尚子(pf)と古澤良治郎(ds)のDuo
「ネオクラシック」と注目を集めるドラムとヴォイスのユニットだるま屋をゲストに「響く箱」 が はじまる。
このLiveは、絶対聴き逃せない!

“音の音像詩”と形容される独自の世界感を繰り広げているプロジェクト、春犬バンドのリーダー中村尚子。生命が宿ったようなサウンドで、ジャンルを超えたアーティストたちと唯一無二の空間を描き出すヴェテラン・ドラマー古澤良治郎。古くから交友のあるふたりが、誰もいないコンサート・ホールの中で、デュオ・アルバムを録音した。“鳴っている音”、“鳴らない音”、すべてを包み込んだ自然空間のドキュメント。そんなアルバムが6月3日にリリースされた『新緑の中に雨が降っている』だ。
今回は、そのアルバムの中から生の音をお届けします。
スリリングかつ、映像の見えるような演奏をお楽しみ下さい。

【プロフィール】
中村尚子(p)
神奈川県生まれ。幼少の頃からピアノを始め、高校卒業後はプロを目指す。
その後、数々のジャム・セッションに足を運び、ジャズ・ピアニストとしての才能を開花させる。
自己のプロジェクト「春犬バンド」で過去3枚のアルバムをリリース。
楽曲は今もTV、ラジオCMなどでも使用されている。
現在はライヴ活動の他、ラジオ・パソナリティ−、音楽書の執筆、東京都品川区幼保教育プロジェクトの
参加などその活動は多岐に渡る。
http://www.myspace.com/showkonakamura

古澤良治郎(ds)
1945年、宮城県生まれ。国立音楽大学打楽器科卒業。在学中より、ドラマーとしての活動を始める。
1969年、本田竹廣(p)トリオに参加。翌年、自己のグループを結成。渡辺貞夫(sax)、山下洋輔(p)、
本多俊之(sax)、忌野清志郎(vo,g)、吉田美奈子(vo)ら、日本を代表するプレイヤーと共演。
現在は、自己のバンド「ね」「Ash」の他、「渋谷毅オーケストラ、今村祐司グループなどで活躍。
また、ジャズというフィールドに止まることなく浅川マキ、三上寛、リー・オスカー、吉田美奈子、
上々颱風、忌野清志郎、“PURI”など音楽ジャンルを越えたミュージシャンとも多くの共演をし
自らのアルバム以外にも他のアーティストへの作品提供、映画、演劇、TVCMへの曲提供など、
コンポーザーとしても活動の場を広げている。
映画「平成たぬき合戦ぽんぽこ」の音楽プロデューサーも担当


■だるま屋

打楽器:町田浩明
声:岸川恭子
そして彩る電子音・・・。三位一体☆音楽ユニット

だるま屋web site→ http://www.h2.dion.ne.jp/~darumaya
活動プロフィール  
・「アーツ・チャレンジ2008」音楽作品部門に選出、愛知県芸術劇場コンサートホールにて作品を発表
・2008年7月開催のモントルー・ジャズ・フェスティバルにて、SONYが開発した'Rolly'による世界初演の
 バレエ「Le petit ballet des Rolly」Seigen Onoの楽曲に参加
・2009年2月に東京国際フォーラムにて開催された「ハルモニア杯音楽コンクール」において審査員特別賞受賞


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