2007年5月1日

20070501.jpg ●●JAPONISM NIGHT●●


     music charge \2,000
     *オーダー&テーブルチャージ(@500)別
     open 18:30
     start 19:30


【ライブ・レポート】
今夜の「じゃぽにずむナイト」は秋田と津軽。北の国から素敵な音楽の贈り物です。出演してくれた二つのグループが、掛け値なしに素晴らしい演奏をしてくれました。

●アラゲホンジ
日本人にブルースは分かるか?こんなテーマで友人と議論したことがあります。彼は「アメリカ人がやってきて佐渡おけさを演ったって俺は信用しない」って言うんです。その話を聞いて以来ず〜っと一理はあるなと思ってました。ジャズにしろロックにしろ所詮は借り物、って意識です。
 ところが今日、日本人の心と西洋の音楽とが見事に融合した例を目の当たりにしました。どこからどう聞いても「アラゲホンジ」の歌うのは民謡なんです。和太鼓も篠笛も入っているんだけど、ドラム・ギター・ベースのリズム隊と完璧に一体となって聞いたことのないハーモニー、ゾクゾクするよなアンサンブルを聞かせてくれました。レゲェのリズム感、ファンキーなグルーブ、ボサノバのようなコード感、朗々と歌いあげる望郷の思いの溢れたメロディーライン。彼らの音楽はそんなもので出来上がっているんですよねぇ。
 ジャズやロックとは無縁のものと思っていた東北地方の民謡が、ファンキーな装いを身にまとい扇子をふりながらのヒップ・ホップに変身するに及んでは「参った!」と叫ぶしかありません。唯一無比の「アラゲホンジ」、大好きです!

∬今夜の演奏曲目
大黒舞
太陽のマナグ
陽だまりの唄
岩手長持歌
マタタビ
秋田甚句
秋田万歳
まひるのゆめ

●十一&HANAKO
「といち&はなこ」は津軽の民謡をベースに、世界で活躍するデュオ。先ほどの「アラゲホンジ」は秋田そしてこちらは津軽と、今夜は東北特集ってわけです。この「といち&はなこ」も、津軽三味線とパーカッションという異色の組み合わせ。沖縄民謡と洋楽のコラボはよく目にしますが、東北民謡と洋楽のコラボってなかなか無いでしょ?十一さんの太棹が繰り出す荒ぶる旋律へ、HANAKOさんが鍾をはじめカホーンやジャンベなど小物を総動員して色を付けていきます。津軽三味線の奏でるのは元々が力強い音楽だけれど、彼女のパーカッションがビートを強調し細かいニュアンスで間を満たしていく。明確な2人の役割分担がとても効いていました。
 満員のお客さんに大受けだったのが彼女のヴォーカル。「おいおい、HANAKOが歌っているよ」と客席がどよめくほどだったんです。そう言えば僕も彼女が歌うのを聞くのは初めて。うれしい驚きです。十一さんは遊び心のいっぱいな人。三味線の「サティスファクション」なんて前代未聞、お客さんも狂喜乱舞で“I can't get no〜”声を張り上げていました。も一つ笑っちゃったのがお客さん参加の合唱部分、もちろん彼が歌詞指導したんですが、「うちの猫のキン×マは右と左で色が違う」ハイド〜ゾ!お客さんもつられて「キン×マは〜」と大声を張り上げていました。

∬今夜の演奏曲目
新内前弾
三下り
一日
んなわけで
ガマガエルが車にひかれた
よされ
シュワ・ジペチカ
Hanako 5
Satisfaction
チャウレンバー
じょんがら
*encore
彼方いくとせ
かごまわり

本日のレポートは たかはし がお届けしました。

-----------------------------------------

■アラゲホンジ

齋藤 真文(Vo,Gt,taiko)
喜田 小百合(taiko)
下田 敦(Gt)
坂本 紀仁(Dr)
伊勢 明子(B)

アラゲホンジ・・・「暴れ放題」「あらくれ放題」を表す秋田のことば。
日本が「日本」になる前からこの地にあったであろう躍動する豊かな音を
北東北を中心とした民謡、民俗芸能に求めて、1万年前は兄弟だった?
アフリカ、カリブ、EU、アジア等様々な土地の民俗POPSに接近しつつ、
荒ぶる魂おもむくままに、ただいま四次元旅行中。


■十一&Hanako

鞘抜十一 三味線
華子 Percussion

・鞘抜十一(さやぬきといち) profile
鞘抜十一(さやぬきといち)
’85 歌舞劇団『田楽座」入座
   旅役者稼業を経て大道芸人の道へ
   中国、タイ、フィリピン、ベトナム、モロッコを巡る
’94 「縁日風景 in フランス」出演
   帰国後、鶴澤豊之助より浄瑠璃の手ほどきを受け、後に「豊章」の名をもらう。
’96〜’98 高崎音楽祭地域公演
’99 群馬郵便局 「一日局長」を務める
’01 チンドン菊乃家〆丸と出会い、チンドンマン全国大会出場
’02 寺巡りコンサート(岩手、宮城、山形)
’03 ハワイ公演(3月・6月)
   U-satage ASEANツアー(カンボジア、タイ、ベトナム、、マレーシア)
’04 高崎音楽祭
’05 U-satage アメリカ公演(アリゾナ、ニューヨーク)
   チンドンマン全国大会において「音楽賞」受賞
   テレビ朝日ドラマ「菊次郎とさき」出演
   浅草「見番コンサート」
   U-satage 台湾公演
’06 オーストラリア大陸キャラバンツアー(Wonderful Japan 2006 & U-satage)
   六角橋B級芸術祭
   信州、壁田村公演

ライブ、学校公演、寄席、チンドン屋の楽師など
国内外で多岐にわたり活動中


・華子profile
Drummerとして活動を始め、現在古今東西の
打楽器を演奏します。ジャンルを問わず、国内、
海外で演奏活動中。東邦音楽学校講師も務める。
U-stage「ASEANツアー」等では、十一さんとも数々共演、
2007年3月U-stageニューオリンズツアーの公演も大好評
十一&Hanakoでニューオリンズの音楽学校公演、さらに
ニューオリンズ最古の音楽喫茶店「Neutral Ground」
でライブを行い大好評となる。


[戻る]